【福岡市内編】こども英会話教室の選び方
TOEICとは、英語の総合的な力を判断するための世界共通テストの1つ。
「トーイック」「トイック」などと言われるテストで、日本では一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が運営する形で行われています。
テスト内容は、ビジネスシーンや日常で使われる英語が中心。アカデミックな内容の英語は、あまり多く問われません。
なお、TOEICには、大きく分けて3種類があります。一般的によく知られている「990点満点」のTOEICは「TOEIC® Listening & Reading Test」と呼ばれるもの。聞く力と読む力を中心にテストが行われます。ほか、話す力・書く力をテストする「TOEIC® Speaking & Writing Tests」、話す力をテストする「TOEIC® Speaking Test」があります。
TOEICには受験資格が存在しません。そのため、年齢制限もありません。大人はもちろん、希望すれば子供でもTOEICを受験可能です。
ちなみに12歳以下の子供がTOEICを受験する場合、子供専用の部屋を用意してもらえることとなっています。その場合の申込みは特に不要です。
TOEICを受験している人たちを年齢層別で見ると、21~25歳が全体の約40%ともっとも高く、次いで31歳以上が約23%、26~30歳が約19%、20歳以下が18%という結果(TOEIC(R)テスト Worldwide Report 2013)。子供は20歳以下の層に含まれますが、より細かい年齢別での結果は不明です。
TOEICで問われる内容は、主にビジネスシーンで使われる英語や日常で使われる英語です。つまり、普段から使う「実用的な英語」の力を診断するテストがTOEICとお考えください。
そのため、TOEIC対策と称してスコアを上げるための勉強は、結果として「ビジネスシーンや日常で使う実用的な英語を身に付けるための勉強」に他なりません。
TOEICのスコアアップを目指す勉強をやればやるほど、実用的な英語が身に付いていくことが、TOEICを勉強する大きなメリットの1つとなるでしょう。
英検とは異なり、TOEICには「合格・不合格」という判定がありません。あるのはスコアのみです。その時点での自分の実力を客観的に把握するためには、合否判定方式よりもスコア方式のほうが適切でしょう。
また、TOEICでは「このスコアを取ると、英語でこんなことがでいる」という具体的な指標が設けられています。
たとえば「600~695点を取ると、キャビンアテンダントやホテルスタッフの採用条件をクリアすることが多い」などの指標です。これを逆から見て、「自分は英語でこんなことをしたいから、このスコアを目指す」という形にTOEICを活用している方も多いとされています。
採用試験で有利な材料になることで知られるTOEICですが、採用試験だけではなく、TOEICは入社後のキャリアアップにも大いに役立ちます。
昇格や昇進、異動の判定基準としてTOEICのスコアも考慮している企業が多々あることは、誰しも耳にしたことがあるかもしれません。また、キャリアアップの一環として海外赴任を希望する場合には、TOEICで一定レベルのスコアを取得することが必須条件となるでしょう。
もとより、昇格・昇進・海外赴任などの対象とはならなくても、TOEICのスコアを基準に手当が加算される会社もあります。キャリアアップとは直接関係がなくとも、給与が上がって嬉しくない人はいません。
ますます英語を勉強したいと思うモチベーションが上がり、結果としてキャリアアップのチャンスが訪れる可能性もあります。
TOEICの受験には年齢制限がないので、小学生であっても何歳であっても、希望すれば受験が可能です。12歳以下のお子様には自動的に別室が用意されるので、保護者にとっても安心でしょう。
テスト内容にはビジネス英語も多く含まれますが、普段から英会話教室に通っている子供であれば対応可能な内容も多々あります。ぜひ現在の英語力を客観的に把握し、将来への英語学習のモチベーションへつなげていくためにも、積極的にTOEICを受けるようおすすめします。